銀座

久々に銀座のクラブで飲んだ。いやー1時間で5万ですよホントに怖い。凄いよね。そんな時給で未だに働いたことはない。祇園でも3万の店しか行った事が無かったので、ううむと言う。まぁ全額払った訳では無いのだが。そう言う世界がある。
しかしそこから徒歩5分に吉野家があってモリモリ食べてるサラリーマンがある訳で、本当の高級とは一体なんなのかと。でも5万のウイスキーよりも300円の牛丼だよなと思う。そう言う金銭感覚が正しいのか貧しいかは未だに分からない。
そんな事を思いながら部長をタクシーで送り出して僕は地下鉄に乗り込む。視界に空は無いのだが片道264円だ。色んな人がスマホを叩いている。どうせ俺みたいに世間を知ったかぶりして呟いているのだ。自分の呟きすら見返さないのに。そう言う悲しい言葉たちがクラウドの中で蠢いていて、捨てたくても捨てられない。遺すとはなんだろうと思っている。
今日は偶然洗えるスーツとコートで出社していたので、タバコの匂いすら東京湾に洗い流して僕は寝るのだろう。そう思いながらもまた陽が暮れるアー